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美容室&サロンおすすめPOSレジ比較12選!無料で1人にもおすすめ・機能や選び方を解説

更新日:
目次
美容室&サロンPOSレジとは
【無料あり】美容室・サロンにおすすめPOSレジ初期/月額比較12選
STORES レジ - 美容室・サロン向けのPOSレジ・予約・キャッシュレス決済を初期費用0円で
POS+(ポスタス) - 業務効率化と売上アップを支援するクラウド型モバイルPOSレジ
CASHIER POS - 多くの店舗で使われてる、0円から始められるPOSレジならCASHIER
Air レジ - 0円から簡単に使えるレジアプリ
スマレジ - 初期/月額0円/30日無料/レジ機能から店舗管理までこなすクラウドPOSレジ
VIDシステム
Salon de Net
リザPOS
SalonAnswer
SALON POS LinQ2
パワーナレッジ POS
Store Touch
POSレジとレジスターとの違い・費用相場
POSレジとレジスターは別物
POSレジの種類・特徴・導入費用相場
美容室/サロン向けPOSレジの機能
POSレジの主要機能
美容室・サロン向け便利な機能
【選び方】美容室・サロン向けPOSレジの3つの比較ポイント
1. 多くのサービスと連携できるか
2. 導入費用が抑えられるか
3. 美容室向けの機能があるか
美容室/サロン向けPOSレジ導入の5つのメリット
1. 業務を効率化できる
2. お客様の満足度が高まる
3. データの分析やミスの防止に役立つ
4. 作業時間を削減し、スタッフ満足度アップ
5. 売上アップにつながる
美容室/サロン向けPOSレジで使える補助金
小規模持続化補助金 – 最大50万円までの支給
IT導入補助金 – 制度の拡大、対象額は最大2年分まで引き上げ
美容室/サロン向けPOSレジ導入の注意点
1. スタッフへの教育を欠かさないようにする
2. サービスによってサポート体制に違いがある
3. 導入前に実際の使用感を確認しておく
美容室/サロン向けPOSレジが注目される背景・市場・トレンド
キャッシュレス決済 – 3割以上が未導入で不便と回答
ネット予約 – 5割以上がネット予約を選択、2019年比約10%増
美容室/サロンが抱える現状と改善策|POSレジの導入事例
顧客から美容室への要望 – POSレジの活用で実現可能
サロンワークの業務過多 – POSレジ導入で作業の効率化
導入事例 – POSレジの導入で「電話の鳴らない美容室」を実現
POSレジの導入で美容室のサロンワークを快適に
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この記事を読むと...
  • 美容室・サロンに合うPOSレジがすぐに分かります
  • 無料や低コストのPOSレジを知り、ムダな出費を防げます
  • 機能不足や選び間違いによる後悔を避けられます

美容室&サロンPOSレジとは

美容室&サロンPOSレジとは、売上・販売に関するデータを収集・管理するPOSレジに美容室向けの機能がついたツールのことです。

今回は美容院・サロン経営者に向けて、POSレジの種類や主要機能、美容室向けの機能、導入メリット・選び方などを紹介します。

【無料あり】美容室・サロンにおすすめPOSレジ初期/月額比較12選

美容室・サロンにおすすめなPOSレジを紹介します。初期費用、月額費用だけでなく、対応端末やサポート内容で比較してみましょう。必要な機能や選び方を先に知りたい方は、「美容室・サロンPOSの5つの機能 ▼」、「美容室・サロンPOSの3つの選び方 ▼」を参考にしてください。

サービス名イメージ初期費用月額費用対応端末・OSサポートキャッシュレス決済会計ソフト
連携
自動釣銭機
連携
セルフレジ
対応
STORES レジ0円~フリー:0円
ベーシック:4,950円
iPad(iOS)メール
電話
・STORES決済
※その他決済サービス追加可能
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
squareレジスター(POS) 端末費用のみ0円 ※無料iPad/iPhone(iOS)
Android
タブレット
電話
メール
・Square
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
Squareアプリ
他社アプリ連動可
POS+(ポスタス)問い合わせ問い合わせiPad(iOS)365日電話サポート
全国無制限駆けつけサービス
・stera terminal
・JT-VT10
・PAYGATE Station/Air
・楽天ペイ
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
freee会計
MFクラウド会計
弥生会計
CASHIER0円~
端末費用のみ
※端末レンタルあり
スタンダード:0円
プロフェッショナル:4,000円
※税抜
Android
タブレット
電話
メール
・CASHIER ・PAYMENT
・Square
・Spayd
・StarPay
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
freee会計連携
Air レジ0円 ※無料
※iPad 37,790円
(別売)
0円iPad/iPhone
(iOS)
メール
チャット
・Square
・Airペイ
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
×
スマレジ0円 ※無料スタンダード:0円
プレミアム:4,400円
プレミアムプラス:7,700円
フードビジネス:11,000円
リテールビジネス:13,200
iPad(iOS)電話(有料)
メール
・Square
・STORES 決済
・楽天ペイ
・おてがるPay
・StarPay
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
リザポス60,000円5,800円
+3,000円
※有償サポート
iPad(iOS)電話(有料)
メール
問合せ問合せ問合せ問合せ
Salon Answer130,000円(税抜)9,800円~(税抜)iPad(iOS)電話・STORES決済
クレジット:〇
電子マネー:〇
QRコード:〇
問合せ問合せ問合せ
美容院・サロン向けPOSレジ導入費用比較表

STORES レジ
美容室・サロン向けのPOSレジ・予約・キャッシュレス決済を初期費用0円で

注目STORES レジの特徴
  • 予約・POSレジ・キャッシュレス決済すべて初期費用0円で導入
  • 集客メディアからの予約も一元管理が可能
  • LINE予約・インスタグラム連携で予約の最大化を実現
  • 予約情報をPOSレジへ自動連携し、顧客・売上データもこれひとつで完結
  • 店舗売上・スタッフ別売上もグラフでかんたんに把握

STORES レジ初期費用0円で、予約システム・POSレジ・キャッシュレス決済の導入が可能です。すべてのシステムが1社で完結することにより、導入後のサポートもスムーズに対応することができ、初めての方も安心して導入することができます。

予約情報がそのままPOSレジに連携されることで、会計時もワンタップで決済が可能です。

決済端末での金額の二度打ちもなくなり、決済業務のミスや工数を圧倒的に削減することができます。

また、お客様のカルテや予約履歴、物販の購入履歴が一元管理され、顧客データを活用した店舗運営やマーケティング施策が可能となります。

フリー
初期費用

0円 ※無料

月額費用

0円 ※無料

内容

POSレジの基本機能を使いたいお店向け

ベーシック
初期費用

0円 ※無料

月額費用

4,950円~

内容

多機能・カスタムしたいお店向け

POS+(ポスタス)
業務効率化と売上アップを支援するクラウド型モバイルPOSレジ

注目POS+(ポスタス)の特徴
  • それぞれの業種に特化したPOSレジを提供
  • 多機能&柔軟オプションで様々な店舗運営にマッチ
  • 導入から運用まで万全のサポート
  • キャッシュレスやセルフ機能など最新のニーズに対応
  • 複数店舗の管理・多言語対応など高機能も充実

POS+(ポスタス)は月間1,000店舗以上に導入されている様々な業界に特化したクラウド型POSレジです。

レジ・売上管理などの基本機能を網羅した上で、各業態に特化した機能が利用できるPOSレジを提供しています。

キャッシュレスやセルフ機能など最新のニーズにも対応していて、多機能&柔軟オプションで様々な店舗運営にマッチするサービスです。

初期費用

お問い合わせください。

月額費用

お問い合わせください。

機能①

売上分析/商品分析/予算管理

本部管理/顧客管理・分析/免税対応

キャッシュレス決済/セルフレジ/モバイルオーダー

オーダーエントリー/決済端末一体型POS

自動釣銭機/セミセルフセルフ

機能②

テイクアウト・デリバリー/呼出モニター

シフト管理/棚卸ハンディ/電子カルテ/予約管理

外部システム連携/WEB予約/店舗アプリ/レセコン連携

クーポン配信・スタンプカード/メッセージ配信/効果検証

導入サポート

メニュー登録/初期設定/365日電話サポート

全国無制限駆けつけサポート/スタッフトレーニング

CASHIER POS
多くの店舗で使われてる、0円から始められるPOSレジならCASHIER

注目CASHIER POSの特徴
  • 初期費用0円 or 月額費用0円で導入可能 / 個人店舗にもおすすめなクラウド型
  • 店舗の規模や業種に最適なオリジナルハードウェアを組み合わせることが可能
  • 店舗のあらゆる業務の一元管理が可能となり、データ管理運営を効率化
  • 電話やメールでのサポートも充実。無料でトラブルサポート
  • ご利用に合わせたPOSレジだけでないセルフレジという選択も可能

CASHIERは、クラウドPOSを中心に店舗規模や業種に適したハードウェアと管理機能を選択し、自由自在に販売環境の設計が可能。そのほかにも在庫管理機能や発注や仕入れ、棚卸しなどの機能を活用し、高度な在庫管理を実現します。クラウドPOSレジだけでなく、お客様自身での商品スキャンからお会計までを済ませていただける外国語にも対応したセルフレジサービスの提供もしています。

初期費用

0円~

端末費用のみ

※端末レンタルあり

月額費用

スタンダードプラン:0円

プロフェッショナルプラン:4,000円(税抜)

主要機能

多彩なレジ/顧客管理

在庫管理/本部管理

大規模複数店舗管理

発注・仕入れ管理/その他

販売連携

セルフレジ/セミセルフレジ

ハンディ/スマホレジ

タッチパネル券売機

スマホ・テーブルオーダー

モバイル・テイクアウトオーダー

Air レジ
0円から簡単に使えるレジアプリ

注目Air レジの特徴
  • レジ機能が0円
  • 操作がカンタン
  • いつでもどこでも売上の確認ができる

Airレジは、誰でも簡単に使えるデザインで、会計業務をミスなく素早く処理できます。軽減税率にも対応しているので、複数の税率があっても迷うことがありません。これにより、打ち間違いや計算ミスを防ぎ、レジ締めの時間も短縮できます。

初期費用

0円

月額費用

0円

周辺機器

有料

※利用に必要なiPadとカードリーダー

の無償貸与キャンペーン実施中

スマレジ
初期/月額0円/30日無料/レジ機能から店舗管理までこなすクラウドPOSレジ

注目スマレジの特徴
  • 初期/月額0円・高機能なのにシンプルな管理画面で使いやすい
  • モバイル(テーブル)オーダー/決済端末/会計ソフト連携で効率化
  • 無料お試し30日間は全ての機能/電話での導入サポートを無料で利用可能
  • iPad・iPhoneで使える無料POSレジ/在庫管理/リアルタイム売上集計
  • 利用店舗数121,000店舗突破・個人飲食店から小売など幅広い業種で利用実績

スマレジ初期/月額0円で利用ができスマホやタブレットがあれば、基本的な機能を無料で利用できるクラウド型POSレジで高機能な専門機器は必要ありません。

店舗経営にあると便利なモバイルオーダー・キャッシュレス決済連携・免税対応など豊富な高機能が備わっており、直感的に使いやすいUI/UXなので勤務経験が浅くノウハウがないスタッフでもすぐに使用できます。

初期費用

0円 ※無料

※端末は別売(IT導入補助金対象)

※詳細は資料ダウンロード

月額費用

0円 ※無料

内容

売上分析/予算管理

本部管理/顧客管理

免税対応/キャッシュレス決済

セルフレジ/セルフオーダー

オーダーエントリー

無料トライアル

あり

※30日全機能を無料で

VIDシステム
美容サロンの集客・売上をアップ

VIDシステム紹介画像の1枚目
注目VIDシステムの特徴
  • 「予約の抜け漏れゼロ」へ。予約管理をとことん効率化
  • 来店後のフォローも自動化、リピーターが自然に増える
  • 数字で“強みと弱み”がわかる。経営分析もおまかせ
初期費用

問い合わせ

月額費用

スーパーライト:5,500円(セット面:~3面)

ライト:11,000円(~5面)

ベーシック:16,500円(~7面)

プレミアムプラン:22,000円(~9面)

コンプリート:問い合わせ(10面~)

Salon de Net
数字に強いサロン経営

Salon de Net紹介画像の1枚目
注目Salon de Netの特徴
  • 経営が“見える化”する、50種類以上の分析機能
  • 自分でカスタムできる“オリジナル集計表”機能
  • “サロンの運営にフィットする”柔軟設計
初期費用

リース契約:0円

レンタル契約:お問い合わせ

月額費用

10,000円~

リザPOS
美容サロンに特化したPOSシステム

リザPOS紹介画像の1枚目
注目リザPOSの特徴
  • iPadひとつで「受付〜会計〜カルテ」まで完結
  • 予約ミスゼロへ。すべての予約を一元管理
  • 「来なくなったお客様」にも、自動でアプローチ
初期費用

60,000円

月額費用

5,800円

オプション

有償サポート:3,000

SalonAnswer
美容・サロン専門POSシステム

SalonAnswer紹介画像の1枚目
注目SalonAnswerの特徴
  • iPad対応のクラウド型POS
  • サロン運営に特化した分析集計機能・多店舗対応
  • 大手ポータル予約サイトの一元管理も可能
初期費用

130,000円(税抜)

月額費用

9,800円~(税抜)

オプション

・LINEミニアプリ

+6,800円/月(税抜)

・SalonAnswer ネット予約

5,000円~/月(税抜)

SALON POS LinQ2
サロン業務をサポートするPOSシステム

SALON POS LinQ2紹介画像の1枚目
注目SALON POS LinQ2の特徴
  • 経営改善に直結する“見える化”機能が圧倒的
  • 受付〜カルテ〜在庫〜会計まで“全部つながる”安心設計
  • 導入後も安心!“困った”を解決してくれる手厚いサポート
初期費用

130,000円(自分でPCを用意する場合)

660,000円(専用端末を購入する場合)

月額費用

シンプル:7,700円(基本+アプリ)

ベーシック:11,000円(シンプル+ネット予約)

ベーシックパック+:14,000円(ベーシック+デジタルカルテ)

パワーナレッジ POS

パワーナレッジ POS
  • おしゃれでコンパクトなデザインPOSレジ
  • サロン経営に特化した機能が豊富
  • 消費電力をカットした省電力設計

パワーナレッジPOSは従来のPOSレジの印象を大きく変えたデザインです。おしゃれでコンパクトなパワーナレッジPOSは、サロン経営に特化した機能が充実していて円滑な店舗経営が実現します。消費電力も少ない設計なので、光熱費の削減にもつながります。

初期費用月額費用無料トライアル
要問合わせ要問合わせ要問合わせ

詳細はこちら:https://www.power-k.jp/

Store Touch

Store Touch
  • 顧客管理やカルテ管理ができるiPadPOSレジ
  • 写真付きの情報で顧客管理
  • 導入コストが低い

「Store Touch」は、サロン向けのPOSシステムで顧客管理やカルテ管理に特化しています。特に顧客管理に関しては写真付きの電子カルテを作成し、従業員が顔を覚えることでリピーターを増やすことが可能です。導入コストも低いので、小規模サロンでも積極的に導入することができます。

初期費用月額費用無料トライアル
無料7,000円あり

詳細はこちら:https://www.storetouch.com/

POSレジとレジスターとの違い・費用相場

美容室&サロンPOSレジを選ぶうえで必要な前提知識を紹介します。

POSレジとレジスターは別物

POSレジとキャッシュレジスターの違い

POSレジとレジスター(キャッシュレジスター)は似ていますが、両者は別物です。

  • レジスター:サービスや商品を販売した際の金額を計算する端末
  • POSレジ:販売情報をリアルタイムに把握、管理する機能を有したレジ

つまりPOSレジは料金の計算を行う端末としての役割だけでなく、販売データを蓄積しいつ、どこで、だれが売ったものかを管理するデータベースとしての機能がついているものです。

POSレジの種類・特徴・導入費用相場

美容室・サロンにおすすめのPOSレジと導入費用

美容室・サロンには「タブレット型」がおすすめ!
全体でおおよそ5万円〜30万円程度が導入費用の相場

POSレジには、ターミナル型・パソコン型・タブレット型の3種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

POSレジの種類
種類お店の規模初期費用月額費用保守費用主要システム
タブレット型小~中規模
個人事業主
0~20万円0~2万円0円 無料POS+/CASHIER/スマレジ
Air レジ/ユビレジ/Square POS/
パソコン型中~大規模0~50万円5,000~3万円0~2万円BCPOS/WeBee/FOODレジPC-POS MATE/PiPiRE
ターミナル型大規模50~100万1万円~1,000円~タッチターミナル RZ-A21DWILLPOS-Unity
TWINPOS
POSレジ種類と導入費用相場

ターミナル型

スーパーやコンビニなど、大型店舗や複数店舗などで多く導入されているPOSレジです。据え置きタイプで、見た目はレジスターに似ています。

画面が大きく操作性に優れますが、本体の購入費用は3種類の中で最も高額です。

パソコン型

パソコンにPOSシステムをインストールするタイプです。手持ちのパソコンを使用することで初期費用を抑えられるところや、メールやExcelといったパソコンに搭載されたシステムも利用できるところが魅力です。

ただし、レシートプリンターやキャッシュドロア、自動釣銭機などの周辺機器は別で購入する必要があります。

タブレット型

POSシステムのアプリをタブレットにインストールして使用します。3種類の中で最も端末価格が安価なこと、持ち運びができるため店外でも利用できるところがメリットです。

なお、パソコン型と同じく周辺機器を購入する際は費用が発生します。

美容室/サロン向けPOSレジの機能

美容室やサロンでは、飲食店や小売店とは異なる業務が多く、POSレジにも業態に合った機能が求められます。ここでは、美容室・サロン向けPOSレジに搭載されている基本機能と、業務効率化・顧客満足度向上に役立つ便利な機能をご紹介します。

POSレジの主要機能

美容室/サロン向けPOSレジの主要機能

POSレジにはオーダーと会計以外に、主に8つの機能があります。

商品管理原価・価格の登録/価格変更/商品情報の登録/限定メニューの登録
在庫管理在庫数のリアルタイム確認/仕入れ情報の確認
売上管理・分析売上/注文情報のリアルタイム確認/店舗別データの確認
帳票作成/曜日/時間帯ごとの売上分析
顧客情報の管理来店履歴・注文内容の管理/顧客情報の簡単検索
スタッフの勤怠管理出退勤の記録/残業時間の計算/賃金集計
座席管理空席の確認/注文内容とテーブルの紐づけ
クレジット・キャッシュレス決済クレジットカード・QRコード決済・電子マネー決済との連携
各種システムとの連携ポイントカード連携/LINE・会計ソフトなど既存システム連携
POSレジの主な機能

POSレジはこれら機能を一元管理できるため、店舗運営にかかわる業務を端末一つで行えます。
なお、POSシステムの仕組みや各種機能の詳細はこちらの記事で紹介しています。

美容室・サロン向け便利な機能

美容室・サロンでは、「顧客との関係性」や「施術履歴の継続性」が売上に直結するため、顧客情報をしっかりと管理できるPOSレジが求められます。

機能名内容
予約管理機能電話・ネット・店頭予約を一元管理。空き時間の可視化や予約の自動反映が可能
顧客カルテ・履歴管理来店履歴、施術内容、使用薬剤、スタイリストのメモなどを保存・確認可能
リピート促進機能次回来店のおすすめ日表示、リマインド通知、メルマガ配信など
ポイント・会員管理機能独自のポイント制度や会員ランクの運用が可能。特典の設定や管理にも対応
在庫管理機能店販商品(シャンプー・トリートメントなど)の在庫数や発注状況を把握
複数店舗管理機能本部から全店舗の売上・予約状況・スタッフ稼働などを一元管理
LINE連携機能LINE公式アカウントと連携し、予約受付、リマインド通知、キャンペーン配信などを自動化可能。顧客との接点を強化し、来店率アップに貢献
LINE連携×予約システムの詳細はこちらの記事で紹介しています。
美容室・サロン向け便利な機能

【選び方】美容室・サロン向けPOSレジの3つの比較ポイント

美容室・サロンで利用するPOSレジは、連携できるサービス数・導入費用・美容室向け機能の有無といった3点に着目して選ぶと、自店舗に適したものが見つかりやすくなります。ここでは美容院・サロン向けPOSレジの比較ポイントを紹介します。

美容室・サロン向けPOSレジの比較ポイント
  1. 多くのサービスと連携できるか
  2. 導入費用が抑えられるか
  3. 美容室向けの機能があるか

1. 多くのサービスと連携できるか

美容室・サロン運営をスムーズにする鍵は、POSレジのカスタマイズです。主に以下の機能・サービスと連携できると業務の効率化や利便性、顧客満足度が向上するでしょう。

<連携したい機能・サービスの一例>

  • キャッシュレス決済
  • LINE
  • 会計ソフト など

2. 導入費用が抑えられるか

POSレジを導入する際にまず確認したいのが、初期費用と月額費用です。その他、オプションサービスや保守にかかわる費用が発生することもあります。

1人美容室や小規模店舗・個人事業主など、導入費用を抑えたい場合はタブレット型POSがおすすめです。

3. 美容室向けの機能があるか

美容院・サロン向けのPOSレジを選ぶ際は、ここまで紹介してきた顧客管理機能や電子カルテ機能、予約管理システムといった、店舗運営に必要不可欠な機能が搭載されているかを必ず確認しましょう。

美容室/サロン向けPOSレジ導入の5つのメリット

POSレジの導入にはさまざまなメリットがあります。ここでは5つのメリットを紹介します。

美容室・サロン向けPOSレジの比較ポイント
  1. 業務を効率化できる
  2. お客様の満足度が高まる
  3. データの分析やミスの防止に役立つ
  4. 作業時間を削減し、スタッフ満足度アップ
  5. 売上アップにつながる

1. 業務を効率化できる

美容室の業務は、お客様への施術以外にも、予約管理や顧客情報管理、在庫管理、会計処理など多岐にわたります。管理業務や庶務に追われてしまい、本来注力すべきスタッフの技術向上やサービス改善のための時間が十分に取れない、という課題を抱えている美容室も多いのではないでしょうか。

美容室向けPOSレジを導入すれば、スタッフが手作業で行っていた多くの業務を効率化できます。例えば、レジ会計時に手入力していた施術メニューや商品をPOSレジに登録しておけば、ボタン一つで呼び出せるため、会計処理がスムーズになります。

このようにPOSレジの導入によって、スタッフの作業量が軽減し、本来の業務である施術により多くの時間を割けるようになります。結果として、サロンワーク全体の効率化やサービス品質の向上につながり、人件費の削減効果も期待できるでしょう。

2. お客様の満足度が高まる

ネット予約機能を備えたPOSレジを導入すれば、お客様は場所や時間を問わず、いつでも気軽に予約を入れることができます。従来の電話予約では、お店が忙しくて丁寧な応答ができなかったり、営業時間外には予約を受け付けられなかったりといった問題がありました。

中には、そもそも「電話嫌い」という人もいます。株式会社ソフツーによれば、20代~30代の7割以上が電話に対して苦手意識を抱えていることが明らかになっています。

※出典:PR TIMES|若者世代は7割以上が「電話恐怖症」に!?ソフツー「電話業務に関する実態調査」を発表

ネット予約があれば、お客様は電話をかける必要がありません。都合の良いタイミングで予約でき、スタッフも営業時間外に予約対応に追われることがなくなります。

3. データの分析やミスの防止に役立つ

POSレジは、売上データや顧客情報を自動で記録・蓄積するため、手書きの帳簿やエクセル管理に比べて正確性が高く、手間もかかりません。蓄積されたデータは、売上分析や顧客動向の把握に活用でき、経営戦略の改善に役立ちます。

例えば、どの時間帯が混み合っているのか、どのメニューが人気なのか、どのスタイリストの指名が多いのかなどを分析することで、適切な人員配置やメニューの構成、キャンペーンの企画などを検討できるでしょう。

これまで会計処理やデータ分析に時間がかかっていた場合、その時間を他の業務に充てることができるようになります。お客様とコミュニケーションを取る時間やスタッフ育成の時間にあてたり、休暇を増やしたりすることも可能です。

4. 作業時間を削減し、スタッフ満足度アップ

美容室・サロン向けのPOSレジには、スタッフの勤怠管理ができる機能が搭載されている場合もあります。厚生労働省が提唱する「働き方改革」により、時間外労働の上限規制が厳格化され、企業は従業員の労働時間を適切に管理することが求められています。

POSレジの勤怠管理機能を活用すれば、出退勤時刻や休憩時間などを自動で記録し、労働時間を正確に把握することが可能です。長時間労働を未然に防ぎ、従業員の健康とワークライフバランスの確保に貢献できるでしょう。

労働環境が良ければ、人材の流出防止にもつながります。株式会社リクルートの調査によると、新卒美容師の36.7%が3年未満で退職しています。

※出典:株式会社リクルート|美容サロン就業実態調査(2024年)

POSレジは単なる会計処理ツールではなく、サロンワーク全体の効率化と「働き方改革」の推進にも役立つ多機能なシステムと言えるでしょう。

5. 売上アップにつながる

POSレジを活用することで、美容室全体だけでなく、スタッフ別の総売上、施術別売上、店販売上、来客数、客単価などさまざまなデータを自動的に集計できます。さらに、データを前期の売上と比較することも可能です。

データ分析は、目標設定と戦略立案に役立ちます。例えば、「来月の売上目標を達成するためには、リピーターを何人増やす必要があるか」や「このメニューを受けたお客様には、この店販商品を提案してみよう」といった具体的な計画を立てやすくなります。

さらに、キャッシュレス決済への対応やポイントシステムの導入など、顧客にとって便利な機能を提供することで、集客力アップも期待できます。

美容室/サロン向けPOSレジで使える補助金

POSレジの導入には初期費用がかかりますが、国や自治体の補助金を活用することで、費用負担を抑えることが可能です。ここでは、美容室やサロンで利用できる代表的な補助金制度をご紹介します。

美容室/サロン向けPOSレジで使える補助金
  1. 小規模持続化補助金
  2. IT導入補助金

小規模持続化補助金 – 最大50万円までの支給

「小規模持続化補助金」はPOSレジの導入時に使える制度で、通常枠の上限は50万円です。

<対象>

  • 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く):常時使用する従業員の数5人以下
  • 宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員の数20人以下
  • 製造業その他:常時使用する従業員の数20人以下

上記の他に資本金や出資金、課税所得の年平均額、持続化給付金に関する要件もありますので、詳しくは公式ホームページをご確認ください。

IT導入補助金 – 制度の拡大、対象額は最大2年分まで引き上げ

POSレジの導入に活用できる補助金制度として「IT導入補助金2025」があります。「インボイス枠」が追加され、POSレジ関連のハード機器も補助金を利用できます。

対象額も最大1年分から2年分へと変更となったため、多くの経営者がPOSレジに興味関心を寄せています。

<対象になるもの>

  • POSレジ本体機器
  • カスタマーディスプレイ
  • キャッシュドロア
  • レシートプリンター
  • 自動釣銭機
  • バーコードリーダー
  • Wi-Fiルーター
  • 配送設置費
  • クラウド利用料

美容室/サロン向けPOSレジ導入の注意点

POSレジを導入するにあたっては、注意点があることも把握しておかなければなりません。どのような注意点があるのかがわかれば、事前に対策を考えることも可能です。

ここでは3つの注意点を紹介します。

美容室/サロン向けPOSレジで使える補助金
  1. スタッフへの教育を欠かさないようにする
  2. サービスによってサポート体制に違いがある
  3. 導入前に実際の使用感を確認しておく

1. スタッフへの教育を欠かさないようにする

美容室向けのPOSレジには、レジ機能以外にもさまざま機能が搭載されています。これらの機能を、スタッフ全員が使いこなせるようにすることが重要です。

例えば、顧客管理機能を活用すれば、お客様一人ひとりの来店履歴や施術内容、好みのスタイリストなどを記録し、スタッフ間で情報を共有することができます。どのスタッフが担当しても、お客様に一貫性のあるサービスを提供できるようになり、満足度向上に繋がるでしょう。

導入後に使わない機能がある場合、そのPOSレジはオーバースペックといえるでしょう。高機能なPOSレジは便利ですが、費用も高くなります。一部の機能しか使っていないのであれば、必要な機能だけが搭載された、より安価なサービスに乗り換えることを検討するのも大切です。

2. サービスによってサポート体制に違いがある

美容室・サロン向けPOSレジを選ぶ際には、サービスによってサポート体制に違いがあることに注意が必要です。電話やメール、チャットなど、問い合わせ方法や対応時間、対応内容が業者によって異なります。導入後のトラブルや操作に関する疑問が生じた際に、迅速かつ丁寧なサポートを受けられるかを確認しましょう。

利用料が安いサービスは問い合わせ対応時間が平日や日中に限られたり、混雑時にはつながりにくくなったりする傾向があるため注意が必要です。問題が発生した時に自力で対処する自信がない場合は、サポートが充実したサービスを選ぶほうがよいでしょう。

3. 導入前に実際の使用感を確認しておく

美容室・サロン向けPOSレジを選ぶ際は、導入前に実際の使用感を体験することが重要です。カタログやウェブサイトの情報だけでは、操作性や機能の使い勝手、自店の業務フローとの適合性などを正確に判断することは困難です。

特に、データ分析機能の使いやすさは大きく異なります。導入前に使用感を体験し、経営者自身が「直感的に分析結果を理解できるか」「顧客属性で分析できるか」「再来店の施策を検討しやすいか」といった点を基準に判断することが重要です。

多くのPOSレジは、無料のお試し期間を設けています。購入する前に、お試し期間を利用してみましょう。

美容室/サロン向けPOSレジが注目される背景・市場・トレンド

美容室・サロンでPOSレジの導入が進む背景には、顧客の要望と補助金制度があります。ここではキャッシュレス決済とネット予約、POSレジ導入時に活用できる2つの補助金制度を紹介します。

キャッシュレス決済 – 3割以上が未導入で不便と回答

サロンのお客がキャッシュ決済が利用できずに不便に感じたことがあるかについてのデータ
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンでのキャッシュレス決済に関する意識調査

ホットペッパービューティーアカデミーが行った「美容サロンでのキャッシュレス決済に関する意識調査」において、美容室・ヘアサロンでキャッシュレス決済ができず不便に感じたことが「よくある」と回答したのは11.9%、「たまにある」は20.9%でした。この結果から、約3割の利用者がキャッシュレス決済の未導入に対して不便と感じていることが分かります。

サロンのお客がキャッシュレス決済が利用できれば物販の購入やメニューの追加をしたいと思うかのデータ
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンでのキャッシュレス決済に関する意識調査

また、同調査では「美容サロンでキャッシュレス決済が利用できるようになれば、もっと物販の購入やメニューの追加がしやすくなると思いますか?」という質問も行われました。

これに対し、美容室・ヘアサロン利用者の14.5%が「とてもそう思う」と、25.1%が「ややそう思う」と回答しています。両者の数値を足すと約4割です。

つまり、これだけ多くの人が美容室・ヘアサロンで物販の購入を見送っている可能性があるのです。

上記のように美容室・サロン利用者の多くがキャッシュレス決済を望んでいます。キャッシュレス決済を導入していないことで販促機会の損失につながる恐れがあるため、未導入の店舗ではPOSレジとキャッシュレス決済機能の連携を検討することをおすすめします。

ネット予約 – 5割以上がネット予約を選択、2019年比約10%増

ホットペッパービューティーアカデミーが行っている「美容サロンの利用に関する実態調査」では、女性の美容室の予約方法が調査されています。2019年の調査では電話予約が36.6%に対して、ネット予約が46.1%という数値でした。2024年にはネット予約がさらに9.6%増加し55.7%、電話予約は13%減少し23.6%となっております。

美容サロンの過去一年の予約方法
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンの過去一年の予約方法

美容室・サロンの利用者はネット予約を望んでいるため、予約管理システムと連携できるPOSレジを導入すれば、集客率がアップするでしょう。

美容室/サロンが抱える現状と改善策|POSレジの導入事例

顧客への施術以外にもやることが多い、サロンワーク。美容院・サロンの現状はPOSレジの導入で改善できる可能性があります。

ここでは美容院・サロンの現状と改善、POSレジの導入事例を紹介します。

顧客から美容室への要望 – POSレジの活用で実現可能

次のデータは正モバイルが行った美容院に求めることに関するアンケート調査の結果です。

美容院に求めるものランキング
出典:正モバイル株式会社「美容院に求めるものランキング

1位に「技術が上手」が、6位に「接客が良い」がランクインしています。これらは余裕があるからこそ提供できるものであり、各業務に追われていると難しいでしょう。

POSレジを導入し、予約受付や顧客管理などを効率化することで時間にも精神的にも余裕が生まれると、最高のパフォーマンスを発揮できるはずです。

また、10位にランクインした「クーポン割引サービス」に関しては、LINE連携やポイント機能のあるPOSレジを使うことで顧客の希望を叶えられます。

サロンワークの業務過多 – POSレジ導入で作業の効率化

美容室・サロンの現状として、業務過多が挙げられます。

<スタッフが担当する主な作業>

  • 予約受付・管理
  • 開店準備
  • 接客・施術
  • 会計・レジ締め
  • 在庫管理 など

POSレジは予約管理機能や顧客管理機能、電子カルテ機能などが搭載され、運営にかかわる情報を一元管理できます。端末一つで多くの業務がこなせるため、作業の効率化だけでなく、顧客満足度の向上にも期待ができるでしょう。

導入事例 – POSレジの導入で「電話の鳴らない美容室」を実現

POSレジを導入した美容室
出典:Bionly – furico natural hair life 導入事例

愛知県のヘアサロン『furico natural hair life』は、電話受付で施術を中断させないためにPOSレジを導入したそうです。導入前は電話が鳴る度に施術の手を止めていましたが、導入後はネット予約の顧客が増えたことで、望んでいた“電話の鳴らない美容室”を実現できたとのこと。

また、売上管理機能によって売上データをプリントアウトし、税理士に渡すだけで会計業務が済むようになるなど、POSレジを導入したことによって得られたメリットは、サロンワークの効率化に留まらないようです。

POSレジの導入で美容室のサロンワークを快適に

美容室・サロン利用者の多くは、キャッシュレス決済とネット予約を望んでいます。まだ対応していない店舗はこの機会にPOSレジを導入し、それら機能と連携することで新規顧客やリピーター獲得に期待が持てます。

また、予約を自動受付してくれるPOSレジは、美容室・サロンが抱える業務過多という悩みを解消に導くでしょう。サロンワークをより快適なものにするため、POSレジの導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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